瞳美容

心の持ち方について

『目は心の窓、目は口ほどにものを言う。』と言われるように心のコンディションは眼に現れると思います。
「瞳美容」で最も大切なのは「心」だと思っています。トキメキ、好奇心、そして笑顔と感謝の気持ち。些細なことでも感謝すると笑顔になって幸せな気持ちになりませんか?キラキラした「幸せ瞳」は、まわりの人まできっと幸せな気持ちにしてくれるのではないでしょうか。
また、女性が形から入って「目ヂカラ」を上げたいと思うのも当然のことだと思います。ただ「瞳美容」で気をつけて頂きたいことがいくつかあります。


瞳美容 大倉萬佐子

パソコン、スマートフォン、タブレット端末の著しい普及で
ドライアイや眼精疲労の患者様が急増しています。
最近では、これらから発せられるブル―ライトによる眼精疲労や不眠の可能性の研究も始まっています。
眼精疲労により血流が悪くなり目の下にクマが出来たり、ドライアイの原因になるようなメイクやタトゥーには気を付けたいですね。二重まぶたにするアイプチもドライアイの原因になることがあるようです。
ドライアイのタイプは、涙液減少型、蒸発亢進型、BUT短縮型に分けられます。
中でも蒸発亢進型に含まれる睫毛の内側に並んでいるマイボーム腺の機能不全は、化粧品やタトゥー、加齢、炎症、細菌感染、ホルモンの異常等で起こると言われています。
また、パソコン、エアコン、コンタクトレンズも蒸発亢進型に含まれます。
目を大きく見せるためのインサイドライナーは、マイボーム腺の出口を塞いでしまうことがあります。また、アイシャドウやアイライナーがマイボーム腺の上に滲んでいることもしばしば見受けられます。

      瞳美容 大倉萬佐子

             

●アイシャンプー等でマイボーム腺を清潔に保ちましょう。
●温パック(40℃~42℃位)※ただし、眼に炎症のある時は控えましょう
●マッサージ(血行も促進され目の下のクマ対策にも)
●VDT(Visual Display Terminal)作業時の注意
・1日の連続VDT作業時間が短くなるように配慮する
・連続作業時間が1時間を超えないようにする
・作業と作業の間に10分~15分の休止時間を設ける
・連続作業時間内において1~2回の休止を設ける
●テレビやパソコンの画面は、眼より下方に置きましょう。
●机は直射日光を避け、画面は照射が反射しないように置きましょう。
●空気が乾燥している季節では加湿器を使うと良いでしょう。
●食事にも気を使うと良いと思います。足りない分はサプリメントで補いましょう。
・アスタキサンチン(エビ、カニ、イクラ等)
・ルテイン(ホウレンソウ等)
・ラクトフェリン(チーズ、ヨーグルト等)
・オメガ3脂肪酸(サバ等の青魚、くるみ)
●ブル―ライトカットレンズやフィルムが眼精疲労に有効であるという報告もあります。




   瞳美容 大倉萬佐子

       

●異常を感じたら無理に装用せずに受診しましょう。定期検査も必ず受けましょう。
●色素が直接瞳に触れない構造になっているかどうか(色素が黒目に付着しているケースも)や紫外線カットレンズであるかどうかもチェック。
●メイクをする前にコンタクトレンズを入れ、メイクを落とす前にコンタクトレンズをはずすようにしましょう。

    瞳美容 大倉萬佐子

つけまつ毛やまつ毛エクステ、まつ毛パーマは大人気です!お化粧をしなくてもまつ毛メイクだけは外せないという若い女性も多いようですね。
角膜炎や結膜炎になっているのに痛みを我慢してまでまつ毛メイクをして外来を受診する方も。
まつ毛メイクは確かにお顔の印象が変わるので、同じ女性として気持ちは分かります。
しかし、近年トラブルの件数も増加してきているようですので、下記参考にしてください。


つけまつ毛用ののりで人気があるもののひとつに、アクリル樹脂(医療用のり)を主成分としたものがあるようです。絆創膏と同じ成分で安心ということですが、繰り返し使用したりしてかぶれるケースもあるようです。


眼の周囲をしっかり洗うとエクステが取れてしまうという理由から、つい不潔になるようなことがあるようですので 気を付けたいですね。まつ毛用ブラシも清潔に。
勿論、接着剤が目に入るようなことがあると眼の病気の原因になります。(目に入らないように工夫されているようですが)
その他、アレルギー反応にも気を付けましょう。いつもは症状が出なくても、体調の悪い時にはまぶたが腫れたりするケースも。
体調のすぐれない時は控えましょう。


パーマ液が目に入らないようにくれぐれも注意しましょう。
特に、アルカリ性のパーマ液は角膜炎や結膜炎等の眼の病気を引き起こします。


緑内障の臨床試験においての副作用として、睫毛の成長が高頻度に発現したことにより睫毛貧毛治療薬として2008年FDA(米国食品医療品局)で承認され、ラテース®として販売されていました。2014年3月に日本でも医療用医薬品として厚生労働省から製造販売承認を受けました。日本人を対象とした臨床試験でも投与4ヶ月後において、長く、太く、濃く、際立った睫毛を得るのに有効であることが示されています1)

しかし、副作用として結膜充血、眼掻痒症、眼乾燥、皮膚色素過剰(眼瞼色素沈着)等があります。眼瞼色素沈着は中止することで元に戻ると言われていますが、虹彩の色素沈着は元に戻らない可能性もあり、注意が必要です(日本人ではあまり目立たないと思われますが)。

また、活動性のある眼内炎症(ぶどう膜炎)のある方や黄斑浮腫の危険因子のあることが分かっている方は慎重に使用する必要があるとも言われています。上眼瞼辺縁部に塗布される総用量は点眼に比較すると約5%程度であると言われていますが1)、目の異常を感じたら眼科医にご相談されるのが良いと思います。

1) K,Harii, et al Bimatoprost for Eyelash Growth in Japanese Subjects:Two Multicenter Controlled Studies. Aesth Plast Surge(2014)38:451-460